2013年5月26日日曜日

足並みを揃えるのは選手だけじゃなくて親もしなくてはならないのか?

撮影をしていて基本的にはご両親は良い写真があれば欲しいという希望が多いのだが自チームで撮影する人が居るので完全に必要無いと言われた事は一度しかない。

でも実際は中には欲しいという人がこっそり存在しているのだ(笑)

HPから問い合わせをしてきてチーム全体としてではなく個人で購入したいという方はHPがあるおかげで間を挟まずにお客様と直接やり取りが出来るというのは便利になりました。


ただやっぱり買うまでも無いという人は世の中には沢山居るのだが後は買う=綺麗な写真が欲しい  買うまでもない=ほぼ現状の写真を印刷したので間に合ってる、またはデータだけで良いの2パターンで分かれる。


しかし、データの場合の話をしてみましょう。お子さん、友達の写真を携帯、パソコンに取り込んでも意外と見る人というのは少ないんですよね、これは私もそうですが父兄達に聞いてもあまり見なくて取り込んだままという方が多いです。

写真というのはデータではなく”形”なのでいつでも目に見える場所に置いてその想いの風化というのはデータと比較するのは次元が違うのである。

そしてせっかく見たりするものであるならば綺麗に残したいというのは私だけなのだろうか?いや、私だけなら写真なんて買う必要なく誰もが持っている携帯を使えばそれで済むはず。

だがお断りされたチームでも用意しているのは一眼レフ、つまり良い写真が欲しいという願望があるからで後はその願望がどこまでのものなのか次第で写真の販売に至るまでが決定される。


だが、写真というのは不思議なもので一歩横にずれると撮影環境が変わり同じ写真にはならない(角度とかの問題じゃなく)言っている意味が分からないかもしれませんが簡単に言うと画像で比較していきますのでちょっと見てみて下さい。


※当社モデルチームを使用させて頂きます。

これは撮ったままの写真です。

綺麗って言えば綺麗ですね。

撮影データ
レンズ焦点距離210mm
35mm換算レンズ 315mm
レンズ 50-500mm f/4.5-6.3
感度 800 シャッタースピード 1/1000 f/6.0
露出 +0.3

これはこれで綺麗だと思いますが、このまま印刷して販売するだけなら2Lで270円も頂きません(笑)条件下に合わせてカメラの設定をするくらいですからね。

結構話をすると驚かれるんですけど注文を貰ってから1枚1枚レタッチという色調加工関係を施してるんですよと言うとそのまま印刷してるんじゃないんですか?と驚かれる事が多いです(笑)


これはちょっと難しい写真選んじゃったかもしれません。上の写真と比べると本来である後ろの選手の薄黄色の写真が出てきましたね。でも黄色を押し出してしまったり色々と調整がおかしくなると選手の顔の色が今度おかしくなってきちゃいます。一番調度良いバランスのところを探し出して印刷しなくてはならないんです。

次の写真で比較してみましょうか。






一番上の写真と一緒ですが、基本的にカメラの性能やレンズで鮮やかさというのはどうにかなるものじゃないんです。これもピントも合ってますしシャッタースピードも感度も問題ないので画像はブレてるわけでもなく粗くもない。

この写真で綺麗と思ってくれと言われたらこの生撮りの写真しか見たことが無い人は比較が分からないので綺麗に見えてると思います。ただ、当社で購入した事がある人は綺麗とは思えないはずです。これを色調整、またその他調整を全てしていきます。



芝、グラウンドの土や全体の色・・・いや、見て貰えればというか説明しなくても上と下ならどっちが綺麗に見えるかという話ですが上を選ばれたら多分写真屋というのは存在しなくても大丈夫です(笑)

※パソコンで見ている人は画面色の調整が同じメーカーでもかなりバラ付きがありますのでご注意。







という事で今回は何が言いたいかと言うと・・・。

今は一眼レフが気軽に揃えられる値段になりましたが、揃えたから綺麗な写真が撮れるわけではないんですよ~って言いたかっただけなんですよね(笑)ちなみにこれは携帯で撮ろうがレフで撮ろうが本来の色とは全く程遠いものを撮影しているわけです。プリクラとか白く飛ばして余計なものは見えないように美白に見せるのも手法の一つです。ですから同じ写真でも写真屋によって色使いは違うのでこれが正解というカラーバランスは無いのです。でも撮ったままで正解というのは絶対にこれは無いと言い切れます。プロカメラマンで撮ったままハイ雑誌に掲載、ハイ印刷という会社はどこにもありません。つまり撮ったままというのは「使えない、売り物にはならない」というのが前提になって撮影しているのです。

ただ、注意点が一つ。それならば適当な機材で撮った写真でレタッチすればいいのでは?という話になってきますがそうではないのを次回のブログで説明したいと思います。

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